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赤い新幹線E6系を追え! 【Vol.05】E6系が宙を舞う!道路を走る!大迫力の搬送編スタート!!

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完成したE6系車両は、ブレーキやドアの開閉などの機能試験、工場内の線路で試運転を済ませたのち、新幹線総合車両センターがある仙台に向けて出発します。さて、行く先々では一体どんな作業が待っているのか?ここでは、気になるE6系の搬送現場に密着。みんなの思いがつまった新車両を、慎重かつスムーズに移動させる搬送スタッフのプロの技とともに、工場からの「搬出」、仙台での「水切り」と「陸送」の3回にわたってレポートします。

搬出

水切り

陸送

集合!工場内にもレールがあった!そのレールを通ってE6系が工場の端に集合!

車体の組立が完成した車両は、搬送の第一段階として工場敷地内に設けられたレールを通って、運河に面した工場の端に集められます。

新幹線E6系

工場の敷地内にレールがあるなんて…

男性隊員

そしてクレーンで、「はしけ」と呼ばれる、車両がちょうど2両納まるサイズの船にのせます。

女性隊員

内側はE6系とおそろいの赤色ね。

新幹線E6系

幻想的!E6系がゆっくりと宙に…。ライトアップされ、そこには幻想的な姿が!

作業員や関係者一同が固唾をのんで見守る中、クレーンオペレーターの熟練の技と、車両を誘導する作業員たちとの息の合ったチームワークで、慎重かつスムーズに作業を実行。まずはじめにE6系の台車部分を「はしけ」にのせます。

新幹線E6系

新幹線E6系

男性隊員

台車部分だけでもかなり大きいね。

新幹線E6系

新幹線E6系

続いて中間車両を「はしけ」にのせます。作業員が車両の前後、計4カ所に2名ずつ配置。クレーンから下がったワイヤーロープを手際よく4カ所にセットします。

新幹線E6系

そして中間車両が…浮いたーーーー!

新幹線E6系

新幹線E6系

クレーンで吊り上げる際、車両が10cm程度浮いた状態でいったん止め、傾きなどを確認する作業が行われますが、これをクレーン用語から「地切り(じぎり)」と呼んでいます。何度も行っている作業ですが、車両が宙に浮く瞬間は、毎回緊張すると言います。

女性隊員

とてもスムーズな作業に見えるけれど、実はこのクレーン操作、とっても難しい技術なんですって。

新幹線E6系

新幹線E6系

今回の作業では中間車両2両と先頭車両1両をのせるため、「はしけ」を2隻使用します。

2両きれいに並んでいるね。

男性隊員

そしてついに先頭車両の番。中間車両と同じ要領で作業が進んでいきます。

新幹線E6系

新幹線E6系

新幹線E6系

新幹線E6系

新幹線E6系

男性隊員

やっぱり先頭車両はテンションあがるー!

夕暮れにライトアップされた感じがステキー!

女性隊員

新幹線E6系

1隻の「はしけ」に中間車両を2両、もう1隻の「はしけ」に先頭車両を1両のせて、作業は完了です。

いざ出発!天候や波の状況をつねに的確に判断!神戸港で貨物船にのせ替え、いざ仙台港へ。

翌朝早朝、E6系をのせた2隻の「はしけ」は工場を出発し、運河を通って神戸港へ向かいます。

新幹線E6系

男性隊員

ふぁー(眠)、まだ夜中だよ〜

新幹線E6系

新幹線E6系

新幹線E6系

新幹線E6系

神戸港でE6系を貨物船にのせ替え、いよいよ本格的に仙台港を目指します。海上輸送において何より注意すべきは波の状態で、波の高さが2.5m以上の場合は欠航。その判断は船長が下します。難所は、潮岬(和歌山県)、犬吠埼(千葉県)など。潮の流れがはやいポイントを抜ければ、仙台港まであとひといきです。

慎重な判断力が求められるわけね。

女性隊員

新幹線E6系コラム

横揺れを少なくする海上輸送の技『バラスト調整』

搬送に使用される貨物船は一般に1800tまでの重さを運ぶことができると言います。車両2両と台車4台乗せただけでは、ほとんど空船の状態のため横揺れしやすいそうです。そこで、船底に海水を取り入れる「バラスト調整」という技で貨物船の重心を低くするそうです。